「パーカー・パインの事件簿」📚アガサ・クリスティーを読む
毎週土曜日、BSNHKプライムで、『名探偵ポワロ』を観ている。
デヴィッド・スーシェの「名探偵エルキュール・ポワロ」は、アガサ・クリスティーの原作イメージにピッタリで、良いドラマだと思う。
クリスティーの創造した、エルキュール・ポワロとミス・マープルのシリーズ📚はほとんど読んだことがある。
今回、図書館で見つけて読んだのは創元推理文庫「パーカー・パインの事件簿」
官庁で統計をとっていたという異色の経歴を持つ名探偵?パーカー・パインが活躍する14編が収めらている短編集。
ハヤカワ文庫では『 パーカー・パイン登場 』です。
毎朝の新聞に載せられている広告「あなたは幸せですか?でないかたは、パーカー・パインにご相談ください」。
その広告に引き寄せられるように悩みをかかえたひとびとは、パーカー・パインの事務所を訪れます。
そんなひとびとの悩みをパーカー・パインは魔術のような方法で解決していきます。
パーカー・パインによると、不幸は5つの原因に分類される。
病気・退屈・夫の頭痛の種である細君・妻を苦しませる夫・あと一つは?
これは、私達老後の生活?にピッタリ当てはまるではないか❓(笑)
1934年に刊行された作品だが、現代の私たちの気分にも、違和感がない。
若い時より、年を取った今、読むと、また、面白い。
アガサ・クリスティーが1930年に発表したミステリー短編集「ハーリー・クィンの事件簿」も人間描写が面白い。
家籠りが苦にならないのは、読書の楽しみがあることも大きいと思う。