『赤毛のアン』松本侑子訳を読む📚
いつもお世話になっている図書館が工事のため、少し長い休館になった。
その間に、ゆっくり読めるものを、「赤毛のアン」シリーズ
松本侑子さんの新訳6冊を借りた。
昔読んだのは、村岡花子さんの名訳で、
日本で最初に”Anne of Greengables”を翻訳し、紹介した人。
村岡訳の特徴は、原文に忠実に訳すことよりも、文章全体の流れや表現の自然さを重視した「意訳」が多いこと。
説明がないことで、自然に読みやすいかも?
松本侑子さんの新訳は、原文に忠実に、詳細に訳している。
この松本訳では、「訳者によるノート−−『赤毛のアン』の謎とき」という注釈が巻末に付いていて、引用文の出典元なども詳しく解説している。
また、松本侑子さんの現地取材による写真や、プリンス・エドワード島の地図など資料も充実している。
ただ、物語と注釈を交互に読んでいくと、物語に没入できない感じがあるかも?
他にもいろいろな方が訳されているので、読み比べてみるのも楽しいかもしれません。
<参考>
TVドラマも良かった