父と母が相次いで亡くなって、相続の手続きをしなければならない。
幸い弟が完全リタイアして暇なので、面倒なことは引き受けてくれた。
一応Ｔ大法学部卒なので、こういう時には役に立つ。（他はダメ）

両親も、私も弟も、銀行と証券会社が同じだったのも、良かった。
しっかりしていた母は、付き合いでしていた、地銀や信用金庫をすべて整理して、都銀に一本化してあった。
保険も満期で受け取ってあった。

困ったのが、ずっと空き家にしていた、実家をどうするか。
実家は、良い場所で、新幹線利用で不便ではない。
私の子ども達も、思い出がたくさんある。
セカンドハウスとして、私が引き取り、残したい気持ちもあった。

でも、維持費が掛かる。（今までは父が負担していた）
固定資産税が高いし、電気、ガス、水道も止められない、時々は庭の手入れに植木屋さん、草取り、屋内の清掃も頼まなければならない。
そして、ずっと手入れしてない水回りのリフォームや外壁、内装等に1千万以上は必要だ。
もう十年若かったら、片付けも出来たし、行き来して楽しむことも出来たのに。
70歳になってしまうと、自宅の管理で精一杯、別宅を持つのが面倒に思えてきた。
凄く悩んだけど、弟の意見も聞いて、とにかく片付けて、処分しようとなった。

その片づけが難題だ、膨大な量の本、父の趣味のものがあるのだ。
家具、家電、食器類も沢山。
（物置4つ、車庫にも物が）
今年いっぱいは掛かるだろう、焦らず、少しづつするしかない。
とりあえず、ハワイの代わりに、実家に行きながら、温泉に泊まろう。
楽しみがないと、やる気が起きないのだ。