＜桜の時期だけのお皿とお菓子＞

知人で、重度障害のあるお子さんを持つ方がいる。
私と同年代で、ご主人は少し上だから、お子さんと言っても50歳近い。
長年、作業所の送り迎えをしていた夫も、病気をし、体調が悪くて、車も手放された。
彼女は、長年、地域に障碍者のグループホームを作る運動をされ、やっと実現した。
喜んで、お子さんを入所させようとしたら、夫が反対する。

まだ、妻が元気なのだから、面倒を見られるだろうと言うのだ。
まったく、自分が出来ないくせに、妻は不死身だと思っているのか？
ホームは、希望者が多いから、今、入らなければ、先の保証はない。
本人だって、少しでも若いうちの方が、生活にも慣れやすい。
私は、頑張って入所するように勧めた。

結局、入所を決めたが、本当に良かった。
何でも、チャンスとタイミングなのだ、決断は早い方が良い。
グズグズしていたら、近所の新築、好環境の施設には入れず、遠くになるかもしれない。
本当に、切羽詰まって、入所しようとすると、場所を選べない。
自分も元気で動けるうちでないと、手続きや用意も困難になる。

男性は、優しいのか、施設に入れるのを渋る人が多いと感じる。
老人介護もそうだ、
仕事を辞めて親の介護をする男性もいる。
自宅介護は、良い面もあるが、私は難しいと思っている。