定年バンザイ!人生の最高に幸福な時

定年後思い切った断捨離をして、住み替えも、夫と二人の小さな暮らしを楽しむ日々です。

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迷子のおばあさんに会う(認知症?)🚓

以前、今の家に越してきたばかりのこと。
外を掃いていた私ばばは、同じおばあさんが行ったり来たりしているのに気が付いた。
散歩にしては様子がおかしい。
何だか、落ち着かず、きょろきょろしている。

おせっかいなばばは、思い切って声を掛けた。
〇丁目〇番はどこですか?と聞かれたので、地図を持ってきてみると、かなり遠い。
こちらの方向ですがと言うと、違う、こっちだと。
聞けば、最近引っ越してきたばかり、散歩に出たら、帰れなくなった。
家は、〇〇荘の〇号室ですとおっしゃる。
困ったばばは、近所の古くからお住まいの奥さんを呼んできた。
〇〇荘は知らない。
2人で、おばあさんの話を聞くが、解らない。
汗びっしょりのおばあさんを、家の玄関に座らせて、水を飲ませる。
仕方ない、パトカーを呼ぼう。


親切なお巡りさんが来てくれた。
住宅地図で、〇〇荘を探す。
ありました、確かにおばあさんが指さす方向。
丁目番地は違っていた(以前の住まいかな?)
聞けば、一人暮らし、良くアパートが借りられた?
遠くに住む息子さんが来て、引っ越しを手伝い、帰ったばかり。
息子から「食品は宅配を頼み、外出は禁止、通院はタクシーで」と言われたと。
そんなこと、無理だ!
お巡りさんと、ばばは、「出かける時は、住所と名前を書いた紙を忘れないこと」と言い聞かす。
アパートの隣に大家さんが住んでいるらしいので、大家さんに話して頼もう。
ここら辺の大家さんは、お金持ちで良い方が多いので、助かる。


実は、もう一人、すぐ近所のアパートにも、高齢の一人暮らしのおばあさんが居る。
この方は、多分80歳過ぎ、腰が曲がって、杖でやっと歩く。
聞けば、長く戸建ての自宅に住んでいたのに、息子さんが売ってしまい、
自分たち家族は地方に移住してしまった。
おばあさんは、置いていかれたのか、自分が拒否したのか分からないが東京に残った。


知人の大家さん(大地主)がアパートを貸してくれたので、暮らしている。
介護保険でヘルパーさんが来ているし、何とか生活はしているが、高齢だから心配だ。
夜、窓に明かりが灯り、朝、雨戸が開いて、洗濯物が出ているか、
毎日、ばばの家のベランダから見ている。


最後まで、独りで生活することは、覚悟がいるし、立派だと思う。
ただ、認知症になると、色々な問題が起こる。
迷子になる、事件や事故に巻き込まれる
これから、ますます高齢者が増えて、大きな社会問題になると思っている。


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