「平穏死」を考える(映画 痛くない死に方)
<大好きな白木蓮>
人生の最後を自宅で看取る在宅医療の医師「長尾和宏さん」原作の映画「痛くない死に方」が公開されている。
人生100年時代の日本は、「多死社会」を迎え、終末医療の在り方を考える必要がある。
現在の医療は、延命のみにこだわり、苦痛のない安らかな死を忘れているのではとの問題提議なのだ。
人生の終末期には、自然な脱水状態から、枯れるように死ぬ「平穏死」が、一番苦痛が少ない。
しかし、現代医療は「死」を敗北ととらえ、枯れた終末期に、過剰な点滴などの延命治療を施してしまう。
それにより心臓や肺に大きな負担がかかり、患者は咳や痰に苦しみ、ベッドの上で「溺れる」状態で亡くなるのだという。
所謂、寝たきり老人は、苦痛はなくても、意識もない場合もある。
難しいのは、入院すると、医者は家族の同意があれば、点滴につなげ、延命治療に入ってしまう、
途中で止めれば、医者が殺人罪に問われかねないことだ。
「人は必ず死ぬ」 死について考えるのは必要なことだと思う
<ミモザが満開>
<薄紅色の木蓮>
どれも、ご近所のお宅の樹木、都会でも?自然に恵まれた環境に感謝。