温暖化で、東京でも蜜柑が出来る（近所のお宅から頂く）
子どもの頃の蜜柑は、酸っぱかった（今は甘くて美味しい）

年を取り（７２歳）暇なせいか、何故か？
この頃、ふと、昔の出来事を思い出す。
印象に残っていることは、少ないが、嬉しかったのか、悲しかったのか？

生まれて、１０歳までは、母の実家のすぐそば（徒歩３分）の古い長屋暮らしだった。
祖母や伯母（本家のお嫁さん）には、可愛がられて、学校から帰ると、祖母が10円？くれて、牛乳屋にアイスクリン？を買いに行く。
私はとても可愛い子だったようで（本当よ？）
近所の人や、知らない人に可愛いね、将来はミス〇〇ねと言われたの（笑）

年子の弟は、生まれた時から大きくて、私は小柄だったから、同じ大きさ？
作ってもらった（近所に上手な人が居た）お揃いの服を着ていると、
男の子と女の子の双子ね、可愛いわねとよく言われた。
小さい時、可愛がられて、褒められたことって、生きて行くのに自分を肯定出来て、良いことだったと思う。
（お世辞でもね）

そして、忘れられないのが、多分小学５年の時、放送部に入っていた（学校放送をしてた）先輩６年生に、とても綺麗で優しい素敵なお姉さんが居た。
夏休みが終わり登校して、彼女が亡くなったと聞いたショックだった。
破傷風で、しかもお父様はお医者様だったのに。
（今は破傷風の予防注射がある）
信じられない、あんなに元気だったのに。
これは、私に、人は簡単に死ぬこともあると教えてくれた。

また、小学校の時、多分大人の話を聞いたのだろう、
同級生のお母様が家の運転手さん？と駆け落ちしたことも忘れられない。
ご名家の、大人しいお坊ちゃんだった同級生に、お母さんが居なくてどうするんだろうと思った。
これは、私に、人は結婚していても、他の人を好きになることもあるのだと教えてくれた。

子どもの頃の出来事って、意外と人生に影響を与えるものかもしれない。