母は、なかなか面白い人で、たまに会うと色々な名言？迷言を残してくれた。
「今を見るな先を見よ」
は相場師か？

「亭主（男）は、何人替えても一緒」
人は無くて七癖、皆良い所も悪い所もある、満点な男は居ない、自分が選んだ男に責任を持て、離婚はしない方が良いと。
それで私も我慢した。

「旦那様の小遣いはケチるな、自分の着物をケチれ」
父も、教えを守る？私の夫も幸福である。

「交際費と教育費と投資（株）の３点はケチるな」
その通りだと思う。

「物事は強く願えば叶う」
私の父は変人で難しい人だ、
子ども嫌いで母が二人目を妊娠した時、また女だったら要らないと言ったそうだ、
母は絶対男の子をと願って、弟が生まれ安堵した。
ひどい話だ。

その弟を「Ｔ大に入れたいな」と小さい時から思ったそうだ、母の兄や親戚にはＴ大出が多かった。
弟は呑気な子で、
静かだから勉強しているのかと思うと、いつも寝ている子だったが、
現役でＴ大に合格して、家族もびっくり。

真似して、私も娘が生まれた時「Ｔ大に入りますように」と願ってみた（笑）
なぜなら、私たち夫婦はパッとしない私大出、
母から「あんたの所の子は弟の子より絶対出来が良くないだろう」と言われたから、
ナニクソと思う気持ちもあった。

でも、この娘がまた呑気な子で、
座右の銘は「果報は寝て待て」「棚から牡丹餅」（笑）
結局、ろくに勉強もしなかったが、なぜか難関中学に合格し、一浪したがＴ大に入った。
私は、Ｔ大に入るのは、意外とガリ勉ではない子が多いのではと思っている⁉

不思議なのは、期待していた弟の子達、かなり問題のある子ばかりで、
母はがっかりしただろうし、可哀想だった。
（偉かったのは、弟夫婦をそのことで責めたことはない）

母の口癖は「男が張り切って働くのに一番効果的なのは、子どもの出来が良いこと」だったのだ。
身も蓋もない言葉だが？
綺麗ごとでなく？
確かに、男の方が、女より見栄っ張りかもしれない

両親とも、教育熱心な家庭だったが、我が家の教育についてはまた後で