先日、珍しく娘が来て、少し話をしていたら、面白いことを言った。
近くに居ても、めったに会わない、あっさりした母子関係なのだが、たまに会うと話はする。
私は、頼まれたことしかしないことにしている。
気を利かせて何かしても、喜ばれないことを学んだ？(笑)

娘は４０歳過ぎだが、人生の目標が３つあったのだそうだ。
私も話したことはないが３つの目標を持っていたので、不思議！
全然、内容は違うけど、親子って思考が似るのかしら？

娘の目標は、詳細は避けるが、スキルを身に付けること、希望する職と地位に就くこと、名の残る実績？を残すことの3つだそうだ。
（社会人になったのは30歳と遅い）

ぐうたらの私とは、違い、本人のかなりの努力が必要だったとは思う。
もちろん、親の理解と協力もあったはず。
（学費、生活費、10年間分の国民年金の支払いも）
まだ若いのに？何とか、目標を達成できそうだから、この次は、普通の人になるのと言うのだ。
（そんなに、大した目標ではないですよ）(笑)

＜写真はWikipediaより＞

昔、キャンディーズって３人組のアイドルが、人気絶頂期に「普通の女の子に戻りたい!」と言って、解散したことがあったのを思い出した。(笑)
山口百恵さんが、やはり、21歳という若さで、惜しまれて引退、結婚後は、一切の活動をせず、普通の主婦としての生活をされている。

自分の好きな道で、有名になり、お金が沢山入り、すべてを手に入れると、もう目標を達成して、普通の人に戻りたくなるのだろうか？

普通って何？
平凡な市井の人として生きるってことは、実は、一番心安らぐ、幸福な生活なのかもしれない。

確かに、私ばばなどは、何者にもなれなかったけれど、一応、頑張って仕事をしながら、自分の人生でささやかな目標を達成し終えた？今、
現在の、定年後の時間（普通の何もない生活）が、一番幸福だもの。

娘には、いいんじゃない、少しのんびりするのも良いと思うよ、とだけ言った。