コロナストレスに負けない!
イラスト:朝倉千夏さん
長期化する新型コロナ禍、暇で?日頃ストレスとは縁がない、私達リタイア世代でも、ストレスは溜まっている。
未知のウイルスに対する、「恐怖」と「不安」が消えないからだ。
不安は、本能が「まだ、対処不十分だぞ」と感じる限り、拡大していく。
それが情報をとるときに影響をもたらす。
安全な情報は見逃しても、命には関わらない。
しかし、不安は見落としてはいけない。
だから、私たちは不安をきっかけに情報を収集するときに、「より、ネガティブな情報を好んで選択しようとする」という性質を持っている。
不安の本質は、「今やれ、すぐにやれ」と行動を促す感情なのに、行動と結果が見えてこない。
そんなとき、人は、「とりあえず、今の自分ができること」を何かしないと安心できません。
ですから、マスクを探し続ける。備蓄をしようと食糧やトイレットペーパーを買い占めに走る。
また、本当の情報は隠されているのではないかと思い始め、噂が絶えず流れ、デマのような情報も流れやすくなる。
歴史的にも、有事の社会ではこのようなことが繰り返されています。
人間の心の本質が変わっていないからなのだ。
また、情報に触れる「回数」や「時間の長さ」で、その情報の「正しさ」を感じてしまう、という特徴がある。
同じ内容の情報を何度も見ると、いつの間にかそれが「絶対に正しいこと」のように思い込んでしまう。
身近に不安が大きい人や怒りっぽい人がいると、「影響を受けやすい」ので、「なるべく振り回されないぞ」と心に決める。
そして、不安の対処の重要なコツは、人と話すこと。(ブログも良いかも?)
人間って、一人で考えていると、だいたい方向性を間違えていく。
ずっと、なんとなく考え続けているうちに、よりネガティブ方向に傾いていき、修正が利かなくなる。
不安なときは、誰かと悩むことで、間違いが修正されやすくなる。
そして、「考えてもどうにもならないことは、ひとまず忘れること」
(美味しいもの食べて飲んで、寝る?)
私たちは、どんな状況にも「慣れる」というタフさを備えている!
<参考> 日経Gooday2020年5月18日付記事より(イラストも)
心理カウンセラー 下園壮太さん